得意分野を生かしながら、それぞれのポジションでHokuwaの事業を支える女性社員たち。
どのような働き方をし、ビジョンを描いているのでしょうか。
年代も、職種も違う5名が本音で語り合いました。
MEMBER
本保 香
HONBO KAORU
1997年 新卒入社
(工学部 情報工学科卒)
情報システム本部
システム開発部
入社から25年間、システムエンジニアとして活躍。結婚・出産を経験し、仕事と家庭を両立してきた。趣味はヤクルトスワローズ・奥川恭伸投手の応援。
街道 智恵
KAIDOU TOMOE
1998年 新卒入社
(工学部 情報工学科卒)
経営企画本部
人材開発室
人材育成や職場環境改善などを担当。現在も、風通しの良い環境を目指して施策を練る。結婚・出産を経験し、趣味は子どもとスポーツを楽しむこと。
林 沙宅
HAYASHI SAORI
2011年 新卒入社
(経済学部 経済学科卒)
経理部
経理課
現在、子育ての真っただ中で、時短勤務中。将来は他部署を巻き込んで、大きなプロジェクトをすることが目標。子どもと人気動画を見ることが癒し。
植草 杏子
UEKUSA KYOUKO
2017年 新卒入社
(人間社会学域 地域創造学類卒)
設備事業本部
テクニカルエンジニアリングセンタ
Hokuwa史上、女性初の技術指導員。技術研修や技術開発、イベント企画を担当。趣味はアクセサリーのハンドメイドで、友人にもプレゼントしている。
真辺 愛子
MANABE AIKO
2019年 新卒入社
(経営学部 ソーシャル・マネジメント学科卒)
設備事業本部
ユーザ事業部金沢センタ
学生時代から技術職に憧れ、入社。通信設備工事のバックヤード業務をメインに、技術者として現場で工事を行うことも。趣味は麻雀とバンドというギャップも魅力。
私は入社から25年経ちますが、働く環境は変わってきていると思います。もちろん、いい方向に。
女性技術者が増えましたよね。企業として、女性技術者の育成に力を入れている感じがします。
植草さんと真辺さんは女性技術者ですよね。実際に働いてみて、どう感じていますか?
私は技術研修をする部署にいるんですが、私が会社史上初の女性技術指導員なんですよ。
そうなんですか!
でも技術さえあれば、男女関係ありません!腕力がいる場面でも、「こうすれば、力はさほどいらないよ」と先輩が対処法を教えてくれます。女性だからといって、特に働きにくさを感じたことはないです。
私は設備工事をする部署で普段はデスクワークが中心ですが、先輩と一緒に現場へ行くこともあります。雰囲気がいいですし、私も男女差は気にしたことがないです。
私は大学の時、地域社会学を学んでいて、文系出身。大学では経験したことがない仕事をやってみたいと思って入社しました。
私も文系出身なんですよ。技術系の仕事をどうしてもやってみたくて入社しました。最初は少し大変でしたが、今は新しいことを覚えるのが楽しい。
私は情報系の部署ですが、システムエンジニアも理系文系関係なく、志望してほしいなと思っています。入社してから仕事は覚えられるし、それぞれの得意分野を生かして仕事をカバーし合っていければいいですよね。
そうですね。私は情報工学科出身で入社当時はシステムエンジニアとして働いてましたが、その後営業部へ配属となり、今は人材開発室で社員の育成担当として業務を行っています。当社は社員一人ひとりの希望を聞いて活躍できる場を与えてくれますね。
産休や育休についてはどうですか?私は子育て真っただ中です。
25年間務めてきて、途中に産休、育休を取りました。当時、取得しづらい雰囲気は全くありませんでしたよ。近年は出産後、皆さんが育休を100%取得されているんじゃないでしょうか。
最近は皆さん育休を1年間フルで取っています。産休、育休、時短制度など会社側が働きやすい環境を整えてくれています。そんな環境もあって、女性の正社員の離職率は近年0%です。
私はちょうど今、時短勤務中です。先輩たちがその制度をしっかり利用した実績があるからこそ取得しやすい!上司や周りの仲間も理解があり、制度を利用しづらいと感じたことはないです。
時短制度の利用は、もはや当たり前になっていますか?
そうですね。必要な人は皆さん取っていて、都合に合わせて退社時間を調整しています。
時短勤務は、30分単位で退社時間を調整できるのもいいですよね。
制度がフレキシブルだから融通が利く。私の部署はチームで仕事をしていますが、時短だった時は仕事量を調整してもらっていました。
同じ組織の人の協力は大きい。私も上司の理解と周りのサポートがあって、子育ての大変な時期を乗り越えました。育休からの復帰時期も上司に相談しながら決めました。定期的に個人面談もあるので、何でも相談しやすいです。
そういうお話を聞くと、心強いです。他にも、子育てやプライベートに配慮した制度ってあるんですか?
いっぱいありますよ(笑)。
子どもが病気になった時、病院につれて行ったり、看病したりするために看護休暇が取れます。
今だったらテレワークもできますよね。
ストック休暇という制度もあって、有給休暇が年に25日ありますが、使わなかった分を最大5日間×8年間で40日間ストックできます。それを介護や子育てに活用している人もいますよ。また、産休中、一般的に給与は6割程度の支給ですが、うちは100%支給されます。
本当に手厚い。だから仕事を続けられます。辞める理由がないですから。
人材育成の面はいかがですか?入社1年目の新人研修から3年目までの若手フォローアップ、その後は管理職など階層ごとに研修制度があって充実していると思います。
私は1年目に技術的な研修を受けましたが、最初はついていくのが大変でした。でも、3年目になって実際の業務が始まると、1年目の研修の大事さがわかるんですよ。「あの時、言っていた技術ってこれだ」みたいに。
その感覚、わかります。私も以前、設計をしていましたが、1年目の研修で習ったことが生かされましたから。
情報部門では、最初の3カ月間は外部のプログラミング研修へ行き、それからOJTとして先輩たちのプロジェクトチームに入ります。メンターのもと、1年間で実践力を付けていく感じ。将来どんな人材になりたいか、ビジョンを描き、キャリアパスにおける現在地を意識しながら働いています。
私は事務系の仕事で入社しましたが、最初の数カ月間は情報系の研修をしました。自社開発した会計や施工管理のシステムについて仕組みを習い、面白かったです。今は経理の仕事なので、そのスキルは使っていませんが、システム構築の基礎知識を知った上で業務ができています。
テクニカルなスキルに加えて、コミュニケーション力やモチベーションアップに役立つヒューマンスキルの研修もあります。入社から2、3年目に興味がある研修を受けられ、苦手なことを克服しやすい。ここ数年は、行政が開催する女性向けの研修にも参加させてもらう機会が増えましたね。
職場風土はどうですか?システム開発部は皆さん改善に前向き。改善提案を登録する社内システムを活用しています。
私は改善提案の担当です。本保さんが言ったとおり、システムに改善提案の実績を登録すると人事が評価してくれます。いい提案なら賞が授与され、人事評価にも反映されます。システムとして確立されていて、インセンティブもあると積極的にやってみようという気持ちになりますよね。
決まったルールも、当たり前と思わず疑問を投げかけないと。おかしいなと思ったら先輩たちに質問を投げかけて、必要なら改善してもらっています。風通しがいいなと思います。
私の部署は自分より年齢が上の方が多いですが、遠慮せず意見しています。本部長から「こうしたらどう?」と助言をいただくこともありますし。職場の問題を解決するサイクルがうまく回っています。
私は時短勤務中ということもあって、なおさら限られた時間で成果を出すことに意識がいくようになりました。自分のためにも効率化する発想です。改善提案をすれば上司や会社から評価されるシステムが完成されているので、前向きになれます。
これから入社する後輩のためにも、さらに職場環境を良くしていきたいですね。